「美味しい!」を、もう一度

ご入居者の息子さまから、嬉しいお言葉を寄せていただきましたのでご紹介いたします。私たちも元気づけていただけるような、温かいお言葉でした。

京丹後生まれで呉服に関わる仕事に就き、定年後は写真と土いじり(白菜が絶品でした)で元気に過ごし、近年はぬか漬けを近所に配ることが生きがいでした。そんな父が2020年8月29日の朝脳出血で倒れ、口から食べられなくなり胃に管を通しそこから栄養を摂る胃瘻になりました。

その後入院生活を経て6社検討したうえでローズライフくずはさんに2021年4月に入居しました。食べることがなにより好きな父だったので、入居時には「なんとか抹茶飴が舐められるくらいにはなって欲しい」と願いをお伝えしましたが、正直いままでの状況からみてたぶん無理だろうなと思ってしまいました。

それがどうでしょう!なんとたった半年で、飴どころかホームのお祭りで出たたこやきをほおばり、ソースが足りない!と文句を言うまでに変われたのです。すごいことです。92歳から日ごとに日常を取り戻し元気になっていく父を目の当たりにすると、わが親ながら父の生命力には驚くばかりです。私にはそんな根性は備わっていません。そして同時にその力は一人では出せないことも強く感じました。入居者や職員のみなさんが父と対話を続け引き出していただけたから、父は「美味しい!」を再び手に入れることができました。もう感謝しかありません。

倒れる前は顔を見ても不機嫌に接してしまいがちでしたが、いまは、ドア越しですが倒れる前にも見たことのない満面の笑みで迎えてくれる父と会うのが楽しみです。次は父のぬか床で私が漬けた胡瓜を差し入れ食べてもらおうと思っています。

H様(92歳 男性) 息子さまより